AIを主軸におく会社でありながら「AIをどう使うか」という技術論に終始しない。クライアントの事業価値を高めるために何が必要かを整理し、ビジネスプロセスそのものを再設計する。大手コンサルティングファームでは何ヶ月もかかる提案を、FDE型で動くものを見せて具体的なイメージを持っていただきながら素早くプロジェクトを推進していく。AAIPのオペレーション部門長・宮川晶行が語る、真の価値創造と、次代のマネージャーに用意された“圧倒的な打席”とは。
1. 「AI導入」は単なる手段。顧客と「本質的な問い」で向き合う伴走型コンサルティング
――宮川さんが、現在の「AI×ビジネス」領域において最も重要視しているスタンスは何でしょうか。
宮川:私たちが最も大切にしているのは、単なるアドバイスで終わらせず、顧客のニーズを深く理解し、実際に価値あるものを共に作り上げる「伴走型」のスタンスです。
現在、多くの企業様が「AIで業務を効率化したい」といった要望や「具体的には決まっていないがAI活用を推進していかなければならない」という焦燥感を持たれていますが、AIの導入自体はあくまで課題解決の「手段」に過ぎません。狭いスコープの技術導入に捉われるのではなく、「顧客が本当に成し遂げたいことは何か」という上流の問いから入り、課題感を根本から紐解くことが我々のコンサルティングの根幹です。
時には「AIを使わない」という選択肢も含めて、顧客価値の最大化を目指します。大手コンサルティングファーム出身で、20年以上ブティックファームを経営している代表の麹池や、共に働くCAIOの関口も常に「そもそも何を成し遂げたいのか」という問いを立てる姿勢を持っており、それが現場のスタイルとして強く根付いています。
2. 数ヶ月の検討を1時間のプロトタイプへ。クイックな検証から全社プロジェクトを創り出すスピード
――AAIPのオペレーション部門が手掛ける支援は、一般的なITコンサルティングファームと何が異なるのでしょうか?
宮川:AIコンサルティングの現場では、資料の自動整理や問い合わせの自動化といった部分的な業務効率化に焦点を当てるケースも多く見られます。もちろんそれも大事な一歩ですが、AAIPとしては経営が目指す本質的なゴールに到達するためには、AIを活用したビジネスプロセスそのものの再設計を常に念頭におくべきだと考えています。
その際、信頼構築のための「Time to Value(価値提供までの時間)」を重要視しています。数ヶ月かけて分厚い提案書を作るのではなく、AIを活用し、すぐに実現可能な解決策として「動くプロトタイプ」を提示します。
例えばあるクライアント様では、「複雑で属人化したExcelの統合作業」という日常的な課題の相談を受けました。1時間の打合せ中にその場でプロトタイプを構築し、一緒に検証を行いました。動くものをその場で体感していただくことで信頼関係が生まれ、結果として特定部門のいち業務の作業単位の効率化でスタートしたものが、全社を巻き込むようなプロジェクトに拡大し、我々の支援範囲も広がっています。冒頭の本来解くべき問いにフォーカスする姿勢を持ちつつも、クライアントにとっては具体的に実現できそうかをイメージできることも重要です。こうした本質を意識しつつもスピード感のある伴走こそが、私たちAAIPが大切にしている価値創造のあり方です。
3. GPT・Claude・Gemini・Copilotを活用。役割を超え、非連続な成長を実現するチームカルチャー
――最新のAIを活用できる環境は、マネージャーやメンバーの成長スピードにどのような影響を与えていますか?
宮川:AAIPには、伝統的な大企業のような硬直的なルールはなく、意味のある提案であればすぐに取り入れられる柔軟なスタートアップの文化があります。
AIに関連する技術の進化が非常に早いため、クライアントと接する上で、アップデートし続けておかなければなりません。AAIPにはチーム全体で最新のAI動向やユースケースを高速で共有する文化があります。週次の定例会などでは、主要4ベンダーの最新機能を活用した具体的なアウトプットを持ち寄り、メンバー間で活発に議論し合っています。
また、このようなAIの進化の中で、これからのコンサルタントには顧客の価値を最大化するための全体像を描き、推進していく力、そしてそれを技術を使って実現する、または実現できることをイメージさせる力が求められます。しかし、このようなスーパーマンはまだそれほど多くありません。そのため私たちは組織内には戦略やビジネス整理を担う「Echo」と、実装を担う「Delta」という役割をわけてプロジェクトを進めています。しかし、将来的には双方の領域を理解し、横断できる人材を育成することを目指しています。そのための教育プログラムも構築中で、戦略コンサルティングの経験のみを持つ方でも実装側のAIスキルを持続可能な形で習得できる環境を整えつつあります。
4. 「問いを立てる力」と「愛され力」。次代のマネージャーに用意された“最高の打席”
――今回募集するオペレーションマネージャーには、現場の指揮官としてどのような活躍を期待していますか?
宮川:単にアサインされた案件をこなすのではなく、顧客の全社的な目標を深く理解し、「その中でどう価値を最大化できるか」という一段高い視座でプロジェクトをリードしていただきたいです。
また、この領域において私は「愛され力」が重要だと思っています。AIのアウトプットが一般化するほど、技術だけでは差別化できなくなります。だからこそ、お客様の懐に入り込んで信頼を勝ち取り、日々の悩みを一番に相談してもらえるような信頼をいかに築くことができるか、当然アウトプットの質も重要ですが、AIにはない“チャーミングさ”や行間を読む営業的な能力が、強いパートナーシップを築く鍵になります。
我々が求めているのは、指示を待つのではなく、自ら新しい技術に触れ、個人的にプロトタイプを作ってみるような技術への強い「好奇心」を持つ方です。そして何より、AIが生成したアウトプットをそのまま鵜呑みにするのではなく、「本当の課題解決アプローチとして正しいのか」という『本質的な問いを立てる能力』を重視しています。
大規模なコンサルティングファームの枠組みの中で、裁量やスピード感に限界を感じている方。そして、最新のAIをフル活用してビジネスの最前線で価値を提供したいと強く願う方にとって、AAIPはご自身の力を最大限に発揮できる“最高の打席”になるはずです。変革を恐れず、不確実性を楽しめる方からのご応募をお待ちしています。

宮川 晶行
化学メーカーであるクラレの営業を経て、創業期のビザスクに10人目のメンバーとして参画し事業開発を牽引。事業法人向けの顧客開拓を推進するとともに、研究開発向けの用途探索サービスや社内新規事業提案制度を伴走するプロジェクトサービスなどを立ち上げて、売上拡大に貢献。社内新規事業提案制度においては大手自動車メーカーに2年間、半常駐して取り組みをリード。その後のサービスの型化と実績づくりに貢献。。その後、1年間プログラミングを含むプロダクト開発技術を学び、生成AI を組み合わせたデスク調査SaaSを開発して起業した経験を持つ。現在、AAIPにてビジネスとテクノロジーを横断するオペレーション部門の責任者を務める。

